(レビュー)保温・断熱優先なら+1cm【カーテンくれない】K-wave-D-plain(WS縫製)

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K-wave-D-plain(WS縫製オプション) 購入

ベランダが大きくて冬が寒いので保温・断熱カーテンを買いました。とにかく暖かくしたかったので、高額になることには目をつむりWS縫製オプション付きにしました。裏地付なので分厚くて重いです。

一方の窓は既成サイズのカーテン(赤枠)、もう一方は大きくて既成サイズが無かったのでオーダーカーテン(青枠)です。カーテンレールが天井付なので、Aフック仕様で注文しました。

赤枠は実寸+1cm丈、青枠は実寸丈
①既成サイズ(赤枠)
 サイズ:(幅)100cm×(丈)220cm【2枚セット】 [エクリュ]:8,490円(税込)
 WS縫製[PBE](6350円UP)
 【2枚】合計:14,840円(税込)

②オーダーサイズ(青枠)
 サイズ:(幅)143cm×(丈)219cm×【1枚】[エクリュ]:8,520円(税込)
 WS縫製[PBE](6230円UP)
 【2枚】合計 14,750円x2=29,500円(税込)

オーダーカーテンを注文する際はカーテンの裾を擦らないように1cm短いサイズで注文する様にメーカーのサイトには記載されていましたが、私は冷気が入ってくるのが嫌で短くせず実寸丈で注文しました(青枠)。

既成サイズ(赤枠)は計測した丈よりも1cm長かったのですが、オーダーサイズよりもかなり安く買えるので+1cmには妥協しました。実寸丈より1cm長い分、裾がタブついています。

冷気は下から侵入してくる

オーダーカーテンは実寸丈にしたので裾のダブつきもなく見た目にスッキリしています。しかし、ほんの少し、床から2~3mmの隙間があります。

この近くに手を当ててみると、この隙間からヒンヤリとした冷気が入ってくるのが分かります。既成サイズのカーテンは+1cmで床との隙間が無い分、直接冷気を感じることはありませんでした。

この違いを何とか見える化しようと、温度計(料理用しか無かった…)で測ってみました。床に温度計は触れないようにしています。

ちなみにこの日の天気予報では外は-3度(実測ではありません)、室内(温度計を保管してた棚の中)では15度です。

外の気温は-3度

隙間がある方(実寸丈)

隙間がある方(オーダーカーテン)は9度でした。

隙間がある方は9度

隙間がない方(実寸丈+1cm)

隙間が無い方(既成カーテン)は10度でした。

隙間が無い方は10度

冷気を止めるなら+1cm

隙間がある・なしでの温度差はたったの1度でした。窓の近くの床は冷たく冷え切っており、冷気の侵入の有無で温度差に違いはあまり出ないのかもしれません。

でも近くに手を置いた時に感じる冷気には歴然とした差があります。隙間がある方は冷気の風を感じますし、隙間の無い方は冷気をシャットアウトできていました。

見た目にダブついて野暮ったくなりますが、冷気の侵入を抑えることを優先するなら+1cmでカーテンが床に触れた方が良いです。

ただし、床に擦れる分カーテンが痛んだり埃が舞ったり、というデメリットはありそうです。

フックのアジャスター機能で長さ調整

オーダーカーテンの長さを+1cmして床との隙間を無くしたいです。「カーテンくれない」で購入したカーテンのフックにはアジャスター機能付きだったので長さを調整できます。

以下はAフック仕様として購入した時の状態です。カーテンレールに引っ掛けるフック部分を上方向(赤↑方向)に1cmほどずらすことで相対的にカーテンの裾を1cm長くできます。

赤↑方向に動かしたいが動かない

しかし赤↑方向には動かせないようになっているので、逆方向(青↓方向)に動かし、フックを一度外して付け直します。

一度フックを外して付け直す

+1cm調整し、カーテンと床の隙間を無くすことができました。裾がダブついて見た目は野暮ったくなりますが、冷気の侵入を抑えることができました。

アジャスター付きフックで+1cm調整後

逆に既成サイズ(実寸+1cm)のカーテンを、裾が擦らないようにフックのアジャスター機能で-1cmにすることもできそうです。ただし、それ以上短く調整しようとすると天井やカーテンレールと干渉する可能性があるので、アジャスター機能付きフックといえども調整できるのはせいぜい±1cm程度と考えておいた方が無難です。

アジャスター機能での調整はせいぜい±1cm程度

保温・断熱効果はどの程度?

カーテンの長さを調整できたので、カーテンの内側(窓側)と外側(室内側)でどの程度温度差があるのか測ってみました。

ちなみにDCMの「冷気防止あったかボード 窓際用」(LLサイズ 90x200cm)を窓に設置した状態です。

窓の状況

カーテンの内側の温度は7度でした。

カーテンの内側は7度

カーテンの外側(室内側)は先述の通り10度だったので、カーテンの内と外で3度の差がありました。

3度の差しかありませんが、窓際の冷え切った床付近でこれだけ差が出た、とも言えます。

体感的にはカーテン開閉時に感じる冷気にはかなり差があります。カーテンを開けると足元にヒンヤリした空気が伝わってくるのが分かります。

今まではそれが当たり前だったのであまり意識していませんでしたが、今回保温・断熱カーテンを付けてみてその違いを感じることができました。

外観・その他

遮光1級

遮光1級です。WS縫製オプションで裏地を付けたこともあり、全く光は通しません。真っ暗になります。

遮光1級

ただ、居間では遮光性を求めておらず、昼間も真っ暗になってしまうので家族からは不評です。保温・断熱と遮光性はトレードオフの関係にあり、保温・断熱を優先した場合は仕方がありません。

幅100cm以上は幅継ぎ線あり

今回購入したオーダーカーテンは1枚の幅が143cmあるため、布を継ぎ足した時にできる幅継ぎ線があります。メーカーのサイトにも幅100cm以上のカーテンに幅継ぎ線があることは明記されています。

以下の↓部分に縦に幅継ぎ線があります。

幅100cm以上のカーテンには幅継ぎ線あり

ヒダの凹部に幅継ぎ線があり凸部でできる影に紛れること、エクリュという淡い色の影響もあって、あまり気になりませんでした。家族も多分気づいていません。

独特の匂いがある

素材の匂いなのか、何らかの処理をした時に付く匂いなのか、嫌な匂いではありませんが独特の匂いがしました。ドライクリーニングから返ってきた時の服の匂いに近い感じもしますが、それとも少し異なります。

帰宅した際や朝起きて寝室から居間に入った際に匂いを感じますが、居間にいればすぐ慣れてしまいます。

この投稿を書いている3日目くらいで少し薄れてきた気もします。どの程度匂いが続くのかはフォローして追記します。

(参考)ヒダ・フックの数

ヒダ・フックの数は幅143cmのオーダーカーテン1枚あたり9個、既成サイズの幅100cmのカーテンで1枚あたり7個でした。

まとめ

今回、保温・断熱カーテンを購入してみて概ね満足しています。

保温・断熱カーテンを付けてみて良く分かりましたが、窓から入ってくる冷気は相当なものです。カーテンを開けるとヒンヤリした冷気が伝わってくるのが分かります。

窓で冷やされた冷気は重く、下から侵入してくるので、冷気の侵入をシャットアウトしたい場合はカーテンの丈は実寸丈+1cmにして床との隙間を無くした方が良いです。

ただし、床と擦れる分カーテンが痛むなどのデメリットは許容する必要があります。

カーテンくれないのフックはアジャスター機能付だったので、購入後に長さの微調整ができました。

カーテンは布1枚で密閉性も無く、今まで保温・断熱という意味でその有効性には半信半疑でした。

そのため、断熱窓に交換する、三重窓にする、といった対策を考えていたのですが、工事も発生しそうですし大掛かりな話になるのでなかなか踏み切れませんでした。

その点、カーテンは簡単です。保温・断熱カーテンはそれなりに値は張りますが、長年使うことを考えれば早く試しておけば良かったです。

今回冷気の侵入をかなり抑えることができたと実感していますが、それでもやはり冷気は下に溜まり暖かい空気は上に行ってしまいます。

足元ポカポカ対策は床暖等、追加対策も検討ですね。

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