以前、CPUがAMD PhenomII で グラボがGeForce GTX1070Ti のPCをWindows10とUbuntuのデュアルブートにして、RAISE OF THE TOMB RAIDERのベンチマーク対決を行ったところ、Ubuntu の方が速かったです。
解像度\OS | Ubuntu | Windows10 |
3840×2160 | 47.65FPS | 38.83FPS |
1920×1080 | 62.12FPS | 56.70FPS |
そういえば、RAISE OF THE TOMB RAIDER はMac もサポートしています。Macbook Proにインストールしてみました。
MacBook Pro の仕様
- PC: MacBook Pro(2019年モデル)
- CPU: Intel Core i5(4コア)第8世代
- CPU速度: 1.4 GHz
- メモリ: 8 GB
- ストレージ:512GB SSD
- グラフィック:Intel Iris Plus Graphics 655
Core i5なんですね。メモリは8GBです。ゲームをするPCとしては厳しい仕様ですね。
RAISE OF THE TOMB RAIDER の設定
グラフィック設定はWindowsやUbuntuと同様に最高レベルにしましたが、合わせ切れない部分もあり、WindowsやUbuntuの設定と若干異なる部分があります。
ディスプレイ設定もWindowsやUbuntuに合わせられなかったので、近い設定で計測しました。便宜的に、以下1920 X 1200 を2K、2880 X 1800 を3K、と記載します。
RAISE OF THE TOMB RAIDERベンチマーク結果
2K(1920 X 1200)
おっと。かなり厳しい結果になりましたが、止まったりする事はなく、ギリギリゲームはできそうです。
3K(2880 X 1800)
途中で止まります。さすがにゲームはできません。
旧世代CPU+GPX1070Tiの圧勝
AMD PhenomII 1100T、AMD FX8350、Intel Core i7 875K(第1世代)と比較してみました。
CPU | Core i5 | Core i7 | Ph1100T | ← | FX8350 | ← |
解像度\OS | iOS | Win10 | Ubuntu | Win10 | Ubuntu | Win10 |
3840×2160 | 29.16 | 47.65 | 38.83 | 42.33 | 39.24 | |
2880×1800 | 4.73 | |||||
1920×1200 | 9.15 | |||||
1920×1080 | 29.93 | 62.12 | 56.70 | 67.90 | 63.04 |
Core i5 グラボ無、という時点でMacBook Pro には無理な勝負でした。どんなに古いCPUでも、それなりのグラボを付ければ新しいPCの性能を十分上回る性能を得ることができることが分かりました。
興味深いのは、Core i7第1世代は4KでもフルHDでもFPSはほとんど変わらない点です。たぶん、CPUの指揮命令の限界が30FPS弱、ということでしょう。GTX1070Tiには待ちが発生し、力を持て余しているんだと思います。
逆に、グラボGTX1070Tiの限界は4Kで40FPS前後、ということですね。たぶん、どんな高性能CPUを載せても50FPSになることは無いと思います。
そして、UbuntuがWindows10よりも良い結果を出す、という点も面白いです。Windows版のゲームを「Proton」という互換レイヤーというゲタを履かせてUbuntuで動かしているのに、Windows10より速い、ということは、よほどOSが軽い、ってことでしょうか。
まとめ
MacBook Pro とは言え、Core i5 のグラボ無では古いCPU+GTX1070Tiには全く歯が立ちませんでした。
とは言え、RAISE OF THE TOMB RAIDERはそれほどスピードを要求するゲームじゃないので実際に1920×1200でゲームをしてみると、普通にできました。
それほど遅さは気になりません。画質も1920×1200で十分綺麗です。オールマイティーに最低限の仕事はこなす、というあたりはさすが Pro ですね。
そして、GeForce GTX1070Ti もさすがです。古いCPUでもエントリークラスのゲーミングPCにしてくれます。
餅は餅屋、というように、やはりゲームはWindowsでやる方が何だか泥臭い感じがしてしっくりします。Mac でSteam のゲームは似合わないですね。
Macはスタバが似合います。そういえば、まだ持って行ったことないな…。
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