Kindleなら世界中に出版できる
「ありんこアリサのだいぼうけん」をKindleで見事出版することができました。
「Kindle Kids’ Book Creator」が日本語に対応していなかったため、言語を英語にして作成してみたら、”洋書”としてタイトルには(English Version)が付加されて出版されてしまいました。
その後「Kindle Comic Creator」で難なく日本版を出版することができましたが、電子版は簡単に洋書として世界中に出版できちゃう、ってことをトラブルを通して実体験できました。(中身は日本語ですけど)
だったらほんとに英語に訳して出版しちゃう?英語なら人口も多いし、たくさん売れるかも!?
そんなよこしまな考えから英語版の出版にチャレンジです。
英語の実力
おっさんの英語の実力ですが、数十年前、中学生の頃に英検3級を取りました。20代の頃、TOEICで420点くらいだったかな…。最近はまったく英語に触れることはありません。
でも、今の時代Googleで翻訳もできちゃいますしね。英語はできなくても、今のIT技術を使えば絵本の英語くらいなら何とかなるでしょう。
なんて気楽に考えていましたが、その後そう甘くない事を思い知らされました。
まずはタイトル「ありんこアリサのだいぼうけん」英語だと?
早速Google翻訳に頼ります。
「ありんこアリサのだいぼうけん」を英訳!
「Arinko Alisa’s Daiboken」
おぉ。ある意味正しい。こんなんで良いのか?いや、良くないです。
ひらがなで「だいぼうけん」と入れるとローマ字になるんですね。「大冒険」として入れ直すと、「Arinko Alisa’s Adventure」になりました。
「ありんこ」とは?
Arinkoではさすがに通じません。そもそも「ありんこ」とは?蟻の子?
「蟻の子」で英訳!「Ant cub」
確認の意味で「Ant cub」を和訳!「蟻の子」
英英辞典:[cub] the baby of a wild animal such as a lion or a bear
主に肉食系の動物の子供に対して、cubという言葉を使うようです。
「ant cub Alisa」 悪くはないか…。
意訳で「cute ant」はどうだろう?cute antでググってみるとかわいいアリのイラストが出てきます。こちらの方がイメージに近いかな?
残念なことに、こうした単語から受けるちょっとしたニュアンスの違いを現地の人達がどう感じるのかが全く分かりません。どの訳が最適なのか、判断できないのです。
Google翻訳ではまだまだ出来ない事があるんですね。AIならできるのかな。
現地の人の感覚は分かりませんが、cub reporterには”駆け出しの記者”というニュアンスがあるそうです。アリサは初めてお遣いに行く未熟なアリ、という設定なので、可愛いアリでもありますが、ant cub の方が私の感覚には合っています。
単に可愛いアリではなく、新米の働きアリということで、ant cub Alisa を採用することにします。
現地の人の感覚に合っていればいいのですが…。
翻訳って大変!意味が伝われば良いわけではない
翻訳って大変なことですね。簡単じゃありません。
海外で道を尋ねるだけならGoogle翻訳でも何とかなるかもしれませんが、絵本の訳はただ意味が通じれば良い、というわけではありません。
アリサのちょっと冷めた見方だったり、必死な様子だったりが伝わらないと面白さが伝わりません。
まだタイトルの1行でこのありさまです。先が思いやられますね…。
でも、自分なりにやるだけやってみます。
英語版のタイトルが決定
「The ant cub Alisa’s great adventure」としました。
この訳が良いのか、手応えが全くありません。手応えはありませんが、まずは一通り訳した後にどうするか考えることにします。
ちょっとその訳は違うだろ、という指摘があればぜひお願いします。
全31ページ。いつ英語版は出版できるかな…。
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