オーバークロックで限界に挑戦!という話ではありません。
10年以上前に購入した Socket AM2+ マザーボード ASUS M3A78-EM に、CPUサポート一覧には正式に記載されていないPhenomII X6 1100T を載せ、チップセットが認識する上限の8GBのDDR2メモリを刺し、PCIExpress2.0のスロットにPCIExpress3.0のGEFORCE GTX1070Tiを積みました。
10年越しで仕様の限界以上のパーツを搭載しAM2+としての完成形となりました。ASUS M3A78-EMもお腹一杯、びっくりしているんじゃないでしょうか。さあ、思う存分その性能を発揮してもらいましょう。
構成
非UEFIレガシーBIOSマザーボード: ASUS M3A78-EM Socket AM2+ ※2009年7月購入
グラフィックボード: Palit GeForce® GTX 1070 Ti デュアル
CPU: AMD Phenom II X6 1100T(3.3GHz)
PC電源 : ATX550W電源(NE550C)
メモリ:DDR2 800MHz 4GB × 2枚 = 8GB
ストレージ: SSD 256GB(THNSNH256GCST)、160GB/U-ATA133(6L160P0)、 160GB/SATA300(ST3160812AS )
モニター : BenQ EW3270U(31.5インチ 4Kモニタ )
起動時間
体感的にはもっと速くなってる感じはしたけど、それほどでもなかったですね…。でも、確実に速くなってますよね!
PhenomII X6 1100T
スイッチON~Win10ロック画面(風景写真)の表示:約25秒
ログイン後~デスクトップ画面:瞬時
AthlonII X4 630 (参考)
スイッチON~Win10ブート選択画面の表示:約26秒 ※2つの起動領域があるため
ブート選択~Win10ロック画面(風景写真)の表示:約2秒
ログイン後~デスクトップ画面:1秒以内
ファイナルファンタジーXVベンチマークの結果
高品質 3840×2160(4K)
自分のGTX1070Ti:3172(普通)
PhenomII X6 1090T は3130。
かろうじて+42性能アップしました!ほぼ誤差みたいなもんですけど、面目躍如です。
標準品質 3840×2160(4K)
自分のGTX1070Ti:3692(普通)
GTX1070Tiの平均値:3587(普通)
PhenomII1090Tでは3685。かろうじて+7上回りましたが、ほんとに誤差ですね。
平均の3587は上回っているので、良しとしましょう。
標準品質 1920×1080(フルHD)
自分のGTX1070Ti:5870(やや快適)
GTX1070Tiの平均値:9262(とても快適)
解像度を下げるCPU勝負になってくるため、平均値から差をつけられてしまいますが、PhenomII1090Tの時は5721。+149アップしました。CPU勝負になると差が現れてきますね。
今までのCPUとの組み合わせ結果比較
解像度\CPU | Phenom1100 | Ph1090 | Ph965 | Athlon630 | GTX1070Ti平均 |
高品質 3840×2160 | 3172 | 3130 | 2978 | 2516 | - |
標準品質 3840×2160 | 3692 | 3685 | 3547 | 3103 | 3587 |
高品質 2560×1440 | 4535 | 4508 | - | - | 5641 |
高品質 1920×1080 | 4742 | 4728 | 3708 | 2825 | 7237 |
標準品質 1920×1080 | 5870 | 5721 | 4460 | 3426 | 9262 |
ASUS M3A78-EM に正式サポートされていないPhenomII X6 1100Tを載せたらどうなるんだろう?という興味本位と、2番じゃダメなんです、て思いで1100Tを載せてみましたが、1090Tとの差はほとんどありません。気持ちの問題だけですね。2番でも十分です。
クロック数が最高3.4GHzのPhenomII X4 965ですが、FFXVにおいてはコア数がX6の方が速かったです。でもゲーム以外では体感的な差を感じることはほとんど無いと思います。
ドラクエX
4K最高品質(3840×2160)で「とても快適」でした。4K最高品質が用意されていたので選んでみましたが、フルHD(1920×1080)と画質に違いは感じられませんでした。フルHD最高品質のスコアは8691でした。
3DMARK
GTX1070Tiのスコアは38598でした。なぜだかCPUはテストしてもらえません。CPUスコアが0です。古いから?
2D動画再生(8K YouTube再生)
2D動画もChromeでハードウェアアクセラレーション(動画再生支援)の設定を行えばAthlonII X4 630でも再生できたので、全くストレスなく再生できます。
美しい…。やっぱり4Kモニタは買って良かったです。
まとめ
眠っていたAM2+のマザーボードに4Kモニタ、GTX1070Ti、PhenomII X 61100Tを付けてみたら、十分現役で通用するPCに復活しました。最近の3Dゲームもできます。
3Dゲームをしなければ、GTX1070TiじゃなくてもVP9に対応したNVIDIA GeForce1000番台のグラボを付ければ4K動画も動画再生支援機能でスムーズに再生できると思います。
3Dゲームも美しい4K画像を楽しむようなシミュレーションゲームであれば、GTX1070TiにAhlon X4 630でも十分楽しめました。
最近のグラボも載るしAM3のCPUも載るし…。AM2+マザーのPC、楽しめますよ。
さて。AM2+はいじり倒しました。しばらくハードウェアいじりはおいておいて、美しいゲームでも探してみようかな。Skyrimって綺麗そうですよね。物色してみます。
今回の出費
PhenomII X6 1100T 6,500円 (メルカリ)
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