去年の健康診断では「便潜血あり」、と診断され、再検査で大腸内視鏡検査を受けたら「ポリープあったので切っておきますねー」と軽く言われてそのまま切除。1時間ほど休んでそのまま帰宅。
後の診察で「良性のポリープだったけど、放っておくといつかはがんになるやつだから、見つかって良かったよ」と先生に言われました。
今年の健診で「また便潜血が出たりしないか?」とドキドキしてたら結果はまさかの「尿潜血あり」。
まったくの想定外。おっさんになると色々と引っかかるものですね…。心配なので再検査してきました。
再検査1回目
尿検査をしました。異常なし。
CTも撮りました。異常なし。
問診の際、先生に「何で引っ掛かったんだろうねぇ。思い当たることある?」と言われたがまったく思い当たること無し。
そういえば健診の時おしっこが全く出なくてトイレでどれだけ頑張ったことか…。何分も頑張ってやっとの思いでほんの少し、絞り出すように出したおしっこだったからが血が混ざった??
先生にはそんな話はせず、その日は採血して2週間後に結果を聞くことになりました。
とりあえずは何も異常が無くて良かった。
再検査2回目
尿検査しました。やっぱり結果は異状なし。
血液検査も全く問題なし。
先生に「何だったんだろうねぇ。膀胱の中見てみるかい?」と言われたが、突然のことでどういう意味か分からず戸惑っていると、「覚悟が決まらないならやめとくか。念のため1か月後に来てみて」と言われ帰宅。
なんだよ。やっぱり大丈夫じゃん。
再検査3回目
尿検査。異常なし。
「大丈夫だね。健診の時は何だったんだろうねぇ。念のため膀胱見てみる?前に見た女性はちっちゃなポリープがポチッとできてたんだよね。」
どうしても先生は膀胱を見たいらしい…。ここまで言われると、このまま見ずに帰ってもきっと気になって仕方がない。
全く何の準備も心構えも無かったので、「今見れるんですか?」と聞いたら「見れるよ~」と軽いノリ。そんなもんなんだ…。そんな流れで内視鏡検査をすることになりました。
検査準備
パンツを脱いで、検査用の股の部分が開く紙ズボンに履き替えベッドに横になります。
看護師さんが「薬入れますね」とおもむろにおちんちんの先から何かを注入?している様子。
麻酔か何かかな…。結構な量が入っている気がしました。
看護師さんもベテランの方で、手慣れたものです。だから恥ずかしさを感じることも無く、淡々とされるがまま…。ベテランの方でよかった。
膀胱内視鏡検査開始
麻酔が効くまでの時間なのか、15分ほど横になった後、検査台に移りました。
まさにこんな感じの台で、先生と目が合わないように目隠しのカーテンがあります。検査の間、自分もモニターで内視鏡の画像を見ます。
水をかけながら、内視鏡が挿入されていきます。最初にちょっと痛みがありましたが、たいした痛みではありません。でも改めてこんなことをしていたのか、と図を見ると恐ろしいですね…。
内視鏡の映像を見ながら、「これが前立腺ね。ちょっと盛り上がっているかな。でも大丈夫だね。」「こっちが膀胱の右の穴ね。こっちが左。」と先生が説明してくれます。
「大丈夫だね。じゃあ抜きますよ。」と検査は終了しました。検査は実質5~10程度だったと思います。あっけない。
おちんちんにガーゼを巻いてもらい、着替えて診察へ。特に異常は無かったので、感染症予防の抗生物質を2日分処方してもらい帰りました。水分を多く取ってください、と言われました。
異常も無く、心おきなく帰れます。気分もスッキリです。安心しました。
内視鏡検査後、血尿が…
家に帰り、おしっこがしたくなったのでガーゼを外し、おしっこをしたところ…。
出る瞬間ちょっと痛みを感じ、赤いおしっこが出ました。「これが血尿か…。検査後だからだな。」と自分に言い聞かせますが、実際に赤い尿が出るとちょっとショックですね。
検査している時はほとんど痛みも無かったので、血が出るほどの傷がついていた、という実感が全くありませんでした。痛みも無かったのに突然血尿が出たので、そのギャップでよりショックを受けました。
一晩寝て、次の日のおしっこも赤かった時は少し不安になりました。血尿ってこんなに続くの?ほんとに検査のせい?と心配になりましたが、その翌日には止まりました。やっぱり検査の後だったからなんですね。よかったよかった。
検査自体は痛くもなく、あっけなく終わりますが、その後それなりの血尿が出ます。でもたぶんそれが普通なんでしょうね。
がんにならないために
便潜血にしろ尿潜血にしろ、血が出るということはがんが疑われるので、今回はそうじゃなくて良かったです。
二人に一人はがんになる、と言われます。できるならなりたくは無いですね。なるとしても50年後かな。
がんにならないために気を付けるべきことはいろいろあるようですね。でも一つ一つ覚えるのは面倒ですし、毎日の生活に制約が増えそうで嫌ですよね。
そんなおっさんが考えたがん予防法は
「”体に悪い”状態を継続しない」
です。
そもそも「がん」とは
がん細胞は毎日いくつかは発生しているそうです。
免疫細胞が毎日始末してくれるうちは「がん」ではありませんが、免疫細胞が始末できる限界を超え、「決壊」してどんどんがん細胞が増殖する状態が「がん」なんだと素人なりに理解しています。
だったら「決壊」させなきゃいいんですね。
決壊をイメージしてみた
「決壊」を連想させるのは「川」ですが、最近はすっかり整備されて侵食のイメージが無いので「山」で考えてみます。
山が人間で、雨ががん細胞です。
雨が降っても土に吸収され、草木に吸収され山が崩れることはありません。よほどの大雨が降っても続かなければいずれ土や草木に吸収されます。
しかし、大雨が続き止むことがなければ、土や草木の吸収力を超え、地面がブヨブヨになり、やがて「決壊」し土砂崩れがおきます。「がん」発症ですね。
更に雨が続けば至る所で土砂崩れが発生し、山で無くなってしまいます。
決壊しなきゃいい
だったら土や草木が吸収してくれるインターバルがあれば良いのです。少しくらい雨が降ったって大丈夫。
世の中で「がん」になるからやめとけ、と言われている事も、インターバルを置けばきっと大丈夫です。悪い状態であっても長く続けなければ免疫細胞ががん細胞をやっつけてくれるはず。
でもどれだけインターバルを置けば良いのでしょう?それは分かりませんが、1日空ければきっとやっつけてくれるますよね。
“悪い”と言われている事も継続しなければきっと大丈夫
アルコール
例えば、飲酒。お酒もがんになる要因の一つです。昔は適量のお酒は百薬の長、みたいに言われていましたが、最近は少しのお酒であっても死亡リスクは高まる、という研究結果が出ているようですね。
でもビールやワインの美味しさを知ってしまったので、そう簡単にはやめられません。
毎日ビールを飲んでいた頃もありましたが、最近は1日は空けるようにしました。
毎日飲んだとしても、20時間くらいはインターバルがあるので、その間に免疫細胞ががん細胞を始末してくれそうな気もしますが、免疫細胞にも休みは必要でしょう。1日は空けて少しでも労ってあげることにします。
ポテトチップス
ポテチもアクリルアミドという発がん性物質が含まれていて体に悪いんですね。ビールのおつまみに最高ですけど、最高に体に悪い組み合わせなんですね。
でも毎日食べてないからきっと大丈夫。
ハム・ソーセージ・赤肉(牛・豚・羊)
WHOで加工肉を食べると大腸がんのリスクが高まる、と発表されたとかで一時期話題になりました。
ソーセージはワインのお供に最高ですが、これも最高に体に悪い組み合わせなんですね。
でも毎日食べてないから大丈夫。
あら?
赤肉(牛・豚・羊)もダメなんですか。ちょっと雲行きが怪しくなってきました。
肉はほぼ毎日食べています。でも量が少ないからきっと大丈夫…、なはず。
便秘
あのうんちがずっと体に接触している状態を想像してみましょう。感覚的にも良いこととは到底思えません。あのうんちとずっと接触しているんですよ?刺激が強すぎますよね。
大腸の身になって考えてみましょう。大腸だってうんちは嫌なはず。毎日出してあげましょう。
でも、歳のせいなのか最近は便秘気味なんですよね。なかなか出てくれません。
まとめ:控えるに越したことなし
おっと…。体に悪いことであっても継続しなければ大丈夫、なんておっさん流の理論がが怪しくなってきました。そもそも継続しない、インターバルを空ける、ということが難しいですね。。
体に悪いのはお酒だけじゃないんですね。お酒だけインターバルを空けたとしても、他の悪いものを摂取してしまうと、結局毎日体に悪い状態が続いてしまいます。肉を食べない日はほとんど無いからなぁ…。
「がんにならないように気を付けていること1選」なんてタイトルで、体に悪い事も継続しなければきっと大丈夫ですよ、と書くつもりだったんですが、インターバルを空ける事自体が難しいことが分かってきました。
少し表現を変える必要があります。「”体に悪い”状態を継続しない」ではなく、「体に悪いことは控える」です。あら、なんだか当たり前のことですね。
体に悪いことはなるべく控えましょう。そして、体の調子が気になる時は早めに検査しましょうね。
大腸検査、今年は行ってこようかな。
喫煙はダメ
ちなみに喫煙はインターバルを置けば良い、という類のものではありません。蓄積されていきますからね。タールで真っ黒の肺の写真を見ると、いつ「決壊」が起きてもおかしくない、と思いますよね。タバコはやめましょう。
おっさんも今はタバコは吸いません。あぶない刑事でタバコを吸っているシーンを見て、一緒になってタバコをくわえた若い頃が懐かしいです。
そういえば最近タバコを吸うシーンは見ませんね。良いことです。
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