おっさんの愛車は2009年式のBMW320です。今までほとんど故障らしい故障はなく満足していましたが、10年を過ぎると部品も消耗し、堰を切ったように故障発生…。
今回はフューエルポンプ(燃料ポンプ)故障です。
予兆はエンジンが一発で始動しない
いつもですと、スタートボタンを押せばセルが1~2度回り「ブォーン」とすぐエンジンがかかります。
ところが、その日は「キュルキュル」と何度かセルが回ってもエンジンがかかりません。
「おや?」と思い、スタートボタンから手を離し、もう一度スタートボタンを押すと「ブォーン」とエンジンがかかりました。
季節は春。4月です。エンジンがかかりにくくなるほどの低い気温ではありません。
「何だったんだろう?」と思いましたが、エンジンがかかった後は何の問題もありませんでした。
ところが、毎回ではありませんが、その後も不定期に同じような現象が発生しました。
「何だかおかしい。」と、いつもお世話になっているガレージに電話をかけ、翌日見てもらうことにしました。
交差点でストール
翌日。エンジンは問題なく始動。
工場までは7Kmほどあります。
工場まであと2Kmほどの交差点で停まったところ、エンジンも一緒にストン、と落ちてしまいました。
「あら?これは変だな。」とスタートボタンを押したのですが、セルが回るだけでエンジンがかかりません。
何度やってもセルが回るだけでエンジンがかかる様子はナシ。焦ります…。
信号は青。ハザードを点けて車を降り、後ろの車にペコリとお辞儀をして異常を知らせます。
いやぁ、参りました。片側2車線の交差点の先頭で立ち往生。左車線だったのがまだ多少救われます。
通勤時間帯だったので、後続の車が車線変更するのにちょっとした渋滞ができてしまいました。
保険会社(おとなの自動車保険)に電話します。レッカー車が車で20分ほどかかる、とのことでした。
オペレータの方は親切な対応でした。心細い時には救われます。
一人ではどうしようもないので待つしかありません。
すると、異常に気付いた近くのセブンイレブンの店主が声をかけてくれ、もう一人の人と車を押してセブンイレブンの駐車場に運んでくれました。本当にありがとうございました。
20分後、積載車の作業員が来てくれ、状況確認のためセルを回しますが、やはりエンジンはかかりません。
「何だかガス欠の時の症状に似ていますが、ガソリンは入っていますか?」と聞かれましたが、ガソリンは入っていました。
結局積載車に積みます。 積載車のウィンチで引っぱりあげられる場所までの車の移動は、作業員が一人でやってくれるんですね。
ギアをニュートラルにして、ドアを開け、左手でハンドルを操作し、右手でAピラーを押しながら積載車の後ろまで運んでいました。さすがプロです。
積載車に一緒に乗せてもらい、工場まで不動となったBMW E90を運びました。
こんな時は助けてくれる人が皆神ですね。
フューエルポンプ交換
原因はフューエルポンプの故障でした。
「そんなことがあるんだぁ」、というのが第一印象です。
オドメーターは68,000Kmほどでした。新車登録時からは11年目ですが、燃料ポンプが壊れるなんて思ってもみませんでした。
日本車でもこんなことあるんでしょうか。
結局フューエルポンプASSY交換となりました。後部右座席の下にフューエルポンプはあるんですね。
このポンプが6万円もするんだ…。心もとないというか、しょぼいですね。
作業名 | 技術料 | 部品代 |
フューエルプレッシャー点検測定 | 4,000 | |
フューエルポンプ交換 | 26,600 | 60,400 |
フューエルエレメント・ユニット交換 | 23,800 | |
合計 | 30,600 | 84,200 |
請求額( 技術料 + 部品代 )×消費税 | 126,280円 |
まとめ
BMWのフューエルポンプを販売しているサイトに以下の記述がありました。
まさに「7万キロ」前後で、「エンジンのかかりが悪くなる」、「エンジンを切り再度かけようとするが、かからず少し時間を置くとかかる」という症状が当てはまりますね。
今思うと、後部の方から「ウィーン、ウィーン」といった音がしていたような…。気のせいかもしれませんが。
いずれにしても、7万Kmほど走っていて少しでもエンジンのかかりが悪い、といった症状が見られた場合はフューエルポンプ交換を検討しても良いかもしれません。
予めネットで探しておけば、2万円前後の代替製品もあるようです。
立ち往生するよりはいいですよね。
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