霊感商法…先祖に失礼
「病気は先祖の怨みが原因」、「先祖が地獄で怨念を抱えて苦しんでいる」、「先祖の怨みを解き家族を幸せにするために献金が必要」
そんな理屈で高額な壺や除霊のグッズを買わせたり献金させたりする霊感商法。
周到な手口でジワジワとマインドコントロールをしかけてくるので、気が付いた時には先祖を恐れ、先祖を救うためにひたすら献金をしている…。
冷静に考えると先祖に失礼極まりないですよね。見ず知らずの他人に「亡くなった親や祖父母や先祖が自分を恨んでいる、悲しんでいる」と言われる。それってどうなの？
他人に親の事を侮辱されたら腹が立ちます。亡くなっていたからって同じですよね。
そもそも生前の親や祖父母や先祖がたとえどんな人だったとしても、亡くなってから自分の子や子孫の事を恨んだり、亡くなってから子や子孫に助けを求めるかな？
せめて子孫である自分は、親や先祖が自分を恨んだりするような人ではない、と思いたいです。身を亡ぼすほど献金をしている子孫を見て、喜ぶような親や先祖はいません。
自分に見えない物を「見える」という人。悪霊だ、先祖の霊が憑いている、と言われると恐いですが、本当？
証明のしようがありません。「見える」という人の言う事を信じ、言われるがまま、言われた通りする…。それって、赤の他人に自分の人生を任せる、ってことですよね。
マインドコントロールされる前に気づきたいです。自分に見えない物が見える、という人が現れたらまず疑いましょう。
除菌・抗菌グッズも目に見えない
霊感商法のような悪質性はありませんが、除菌・抗菌グッズの効果も目に見えない、という点では同じです。
除菌・抗菌グッズの効果を目に見える形で実験結果等を公開しているメーカーもあり、効果はあるのでしょうが、やたらと「菌がこんなに！」「一日でこんなに増殖！」と不安を煽るCMはどうかと思います。
「残り湯には菌が1000倍！」、「バスタオルの菌は数万個～数億個！」と言われると、確かに気持ち悪いですね。
でも、困ってますか？
困っていなければ気持ちの問題です。
気持ち悪ければ除菌スプレーをし、残り湯は使わず、バスタオルは毎日洗濯。
特に気にならないなら、追い炊きのお風呂に入り、残り湯で洗濯、バスタオルも２～３回使う、でもいいですよね。
自分基準でいいんです。
残り湯の菌の数なんて気にしてたら、家族でお風呂になんて入れません。
バスタオルの菌の数なんて気にしてたら、スマホ見ながら食事なんてできません。
世の中、菌だらけ。見えない物に振り回されるのはやめましょう。切りがありません。
まとめ
・赤の他人より、親や先祖を信じましょう。
・見えない物を気にし出したら切りがありません。困らないなら、気にしない。
見えない物を見たいなら、他人の言う事を鵜呑みにせず勉強しましょう。見えますよ。
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