絵本が売れない…でも読んでもらえたのが分かる!【既読 KENP 】【KDP】

絵本・Blender
スポンサーリンク

「アリンコありさのだいぼうけん」をKindle Direct Publishing(KDP)で出版してみましたが…、まったく売れません。世界を舞台に英語版まで作ってみたんですけどね…。

絵本ってすごくない?「ありんこアリサのだいぼうけん」描いてみた
ありんこアリサのだいぼうけん 「わたしはアリンコアリサ。きょうはおねえちゃんアリにはじめてのおつかいをたのまれたの。」おねちゃんアリから渡された地図には恐ろしい地獄がたくさん…。勇気を出してアリサはお遣いに出発します。しかし初めてのお遣いに...

まあ、そうですよね。表紙の絵がめちゃくちゃ美しい、とか、パッと目を引く愛くるしいキャラクター、とか、何らかの強力なアピールが無いと、たくさんの絵本の中から手に取ってもらうのは難しいです。

ましてや100円といえど有料の絵本です。仮に手に取ってくれたとしても、よほど気に入ってもらえないとお金は払ってもらえません。自分が買う側だったら、と考えれば納得です。

プロの世界は甘くない。絵本作家としての実力を思い知らされます。

でも、Kindleには買ってもらえなくても「既読 KENP (Kindle Edition Normalized Pages)」という仕組みがあり、Kindle Unlimited(キンドルアンリミテッド:電子書籍の定額読み放題)で読んでもらえたページ分のロイヤリティがもらえます。

なんて素晴らしい!ロイヤリティの額は少額でも、読んでもらえた、と分かるだけでも嬉しいものですね!

スポンサーリンク

既読 KENP (Kindle Edition Normalized Pages)の状況は?

2020年8月24日にキンドルで販売した「ありんこアリサのだいぼうけん」、10カ月経った今も1冊も売れていませんが、やっと1冊読んでもらうことはできました!

ありんこアリサのだいぼうけん 既読 KENP

7月2日に全29ページ、読んでもらえています!ありがとうございました。

6月14日にも10ページ読んでもらえています!10ページ…。

微妙な気分…。「いわのあめじごく」を抜けたところまでは読んでもらえたんですね。ありがとうございました。

日本語版「ありんこアリサのだいぼうけん」を読んでもらえたのはこれが初めてですが、実は英語版”THE ANT CUB ALISA’S GREAT ADVENTURE”は4月に1冊読んでもらえました。

THE ANT CUB ALISA’S GREAT ADVENTURE 既読 KENP

4月に全29ページ読んでもらえました!嬉しい!

4月のロイヤリティは確定しており、0.14ドルもらうことができました。

額の大きさはあまり問題ではありません。自分の出版した絵本で収益が得られたことがとにかく嬉しいです。

もちろん、たくさん読んでもらって収益が増えればもっと嬉しいと思いますが、日本以外の世界のどこかで、誰かが読んでくれた、って思うだけで何だか不思議な気持ちです。

世界は繋がっている、と改めて実感。夢を感じます。

英語版の英訳はどうだったんだろう…。感想を聞いてみたい。そしてネイティブならどう表現するのか教えてほしいですね。

収益は?

KDP 支払い

確定しているのは4月の英語版既読分の0.14ドル。税金分を抜いた0.1ドル=11円が利益です。

7月の日本語版の10+29=39ページ分がいくらになるかはまだ確定していませんが、おそらく10数円でしょう。

ちなみに、既読KENPの単価はその月々で見直されるらしく、決まっていないそうです。

それはそうですね。ロイヤリティはキンドル アンリミテッド(Kindle Unlimited)の会費から支払われるのですから、上限が決まっています。

読み放題で会員がたくさん読んだ月は、単価が安くなる、ってことですね、きっと。

11円の重みと、11円に詰まった色々な思いを改めて感じることができました。

まとめ

冒頭で述べたことの繰り返しになりますが、改めて、絵本を売るのは難しい!

素人が作った絵本に100円を出してくれる人はまずいません。

でも、Kindleには既読KENPという仕組みがあり、買ってもらわずとも読んでもらったページ分、ロイヤリティがもらえます。

電子書籍ならでは、の仕組みですね。リアル書籍で立ち読みしてもらっても何ももらえません。

そして、読んでもらえた事が分かるので、嬉しさやモチベーションに直結します。

なんて素晴らしい仕組みなんでしょう。

ただし!コスパは悪いです。

絵本をやっと1冊読んでもらって11円。ブログならGoogle AdSenseの広告を表示するだけで稼げてしまいます。

100円の絵本を買ってもらうのにとても苦労します(未だ成しえていません)が、Google AdSenseなら広告を1~数クリックしてもらえるだけで稼げてしまいます。

でも、絵本を売る、ってそういうことではないですね。

時間はかかるかもしれないけど、

  • いつかたくさんの人に読んでもらえるかもしれない!
  • 世界中の人に読んでもらえるかもしれない!
  • ずっと長い間読み繋いでもらえるかもしれない!

そんなロマンがあるじゃないですか。

キンドルならお金も掛からないし、会費を取られるわけでもありません。

絵本作家になる夢を見るには最適なツールだと思います。利用しない手はないですね!

でも、このままだと夢が叶う確率は宝くじ並みかもね…。

やっぱり、もっと魅力的な絵にしなきゃダメか…。ちゃんと時間をかけて描いてみよう!また宿題が増えました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました