期待を裏切らない味
奇をてらわない、親しみやすいパンです。パンの名前も分かり易い名前で、名前から想像できる期待を裏切らない味がします。想像を超えてくるパンも楽しいですが、想像していた通りのおいしいパンが食べられるのって、安心感と満足感があっていいですよね。
お店も可愛らしい外観で入りやすく、パン屋さんらしいパン屋です。明るい雰囲気でまた来たくなります。
くるみチーズ
艶艶で歯ごたえのある皮の中は優しい甘さのやわらかな身です。たっぷりのクリームチーズが口の中いっぱいに広がります。パンとチーズが絡み合ってなんともまったり。くるみがカリッと歯ごたえと味のアクセントになります。パンとチーズが融合し、そこにくるみ。パンチーズ、くるみ。この繰り返しに幸せを感じます。ワインにぴったり。
大葉ハムロール
ハムチーズパンは総菜パンの定番ですが、大葉が入ることでこってり感をサッパリ爽やかに中和してくれます。ぱんは軽くて柔らかい中にもこしがあって、満足感のある味と歯ごたえです。ハムの塩味にチーズとマヨネーズのやわらかな酸味をまとい、パンのほんのりした甘みが包み込んで、徐々に消えていきます。期待を裏切らない、定番で懐かしい味のお総菜パンです。
たけのことチーズ
薄くて軽い、でも歯ごたえのあるパン生地の中に、スライスされたたけのこがたっぷり入っています。たけのこのシャキシャキ感が楽しいです。たけのこは甘じょっぱい醤油ベースで味付けされ、そこにチーズが絡み、例えるならバター醤油コーンのような、和洋折衷の味がたまりません。味と歯ごたえに病みつきになります。
クロワッサン
サックサックで上手に口にいれないとパラパラこぼれます。それでいてしっかり歯ごたえと粘りがあり、ほんのりパンの甘みとバターの塩味とまろやかさ。あら、おいしい。
チョコチップメロンパン
クッキー生地は軽くてサクサク。メイプルのような香りを感じます。チョコは大粒ですがそれほどチョコの甘みや苦みを強調せず、噛んだ時にクッキー生地やパン生地と相まって優しいチョコ味をブレンドしてくれます。パン生地は軽くて柔らかいですが、こしはあります。
メロンパンはそのお店のオリジナリティが出て面白いですね。
チョコダマンド
ガブリ、と噛んだ瞬間に口の中いっぱいにチョコレートの香りがフワリと広がります。まずサクッと軽いアーモンドクリームの触感があり、その後にクロワッサンの弾力のある何層もの薄い生地の歯ごたえが心地よいです。そしてアーモンドクリームのサクサクがネットリした感触に変わり、クロワッサンのバターと混ざり合い、ジュワッ、とアーモンド&バターのジュースが染み出します。更にチョコチップがランダムに溶けて複雑に絡み合います。サクジュワねっとり、甘くて罪深い幸せな波状攻撃が続きます。
パンもクリームもフルーツのために設計されているようです。「フルーツ専用」ぱん。「フルーツ専用」クリーム。赤い彗星「シャア専用」ザク、「シャア専用」ズゴックみたいな。
特にクリームが秀逸です。とにかく軽い!脂っぽさがまったくありません。ふんわり、そしてスッ、と消えていきます。甘さもくどさの無い、黒糖でしょうか?和三盆?とにかくフルーツの甘酸っぱさを邪魔せずに引き立たせるスッキリした甘味です。いくらでも食べられそう。
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