RTX3070 を付けてDLSS で速さを体感することはできましたが、本命のレイトレーシングは試す術がないまましばらく放置していましたが、レイトレに対応した Deliver Us The Moon がセールだったので買ってみました!
レイトレーシングを有効にするには一手間必要
Deliver Us The Moon を起動すると以下のダイアログボックスが表示されます。「Deliver Us The Moon (DX12 with RTX)をプレイ」を選択しました。
これでレイトレーシングが有効になると勘違いしてしまいましたが、これだけでは有効になりません。私はこれに騙され、しばらくレイトレが無効のまま「思っていたのと違う…」と、残念な気持ちになっていました。
後で気づきましたが、このダイアログボックスはどれを選んでもゲームの設定には影響しないようです。
レイトレーシングを有効にするにはまずDirectX12をオン
「設定」メニューの「詳細設定」でまず「レンダラー」を”DX12″に設定し、ゲームを再起動します。
レイトレーシングを選択
DX12が有効になると「レイトレーシング」をオンにすることができます。画質が最高の”エピック”にしてみました。
これでレイトレーシングが有効になりました。
分かり易いのは銀色の球体の反射です。レイトレーシングがオンかオフかでは、画像を見比べる以上に画質がクリアになった印象が得られました。
DLSSとレイトレーシングは別
知ってしまえば当然の事だと思えるのですが、DLSS メニューはレイトレーシングには関係ありません。あくまでもDLSSのメニューです。
DLSSにはウルトラパフォーマンス、パフォーマンス、均整(バランス)、クオリティー、という選択項目があります。
選ぶ項目によってレイトレーシングが有効になったりするのかな?なんて思ったりしましたが、当然レイトレーシングは有効になりません。
ちなみに、「ウルトラパフォーマンス」ってすごそうな名前ですが、パフォーマンスを最大限優先するので画質は一番悪くなります。画質優先は「クオリティー」です。
なお、シャドウ オブ ザ トゥームレイダー にも NVIDIA RTX DLSS というメニューがあり、知らなかった時に「RTXとあるからレイトレーシングに対応しているかも?」と期待しましたが、レイトレーシングには対応していません。
レイトレーシング中、高、エピックは間違い探しレベル
レイトレーシングがオフとオン(エピック)では明らかな違いを感じることができました。
では、レイトレーシングの設定(中、高、エピック)で違いはあるのかを試してみます。いずれもDLSSはオフの状態です。
オフと中では明らかな違いがありますが、中、高、エピックではほとんど違いが分かりません。
銀色の球体や白い壁の陰影が、高、エピックになるにつれクリアになっているようですが、じっくり見比べないとほとんど分からないレベルです。
“中”でも十分レイトレーシングを体感できそうです。
DLSSと併用でエピックでも遊べる
レイトレーシングをエピックにすると、FPSが10前後に落ちてしまいます。さすがにゲームをするのは厳しいです。
そこで、DLSSを有効にしてみます。
違いが分かりますか?パフォーマンスを優先するにつれ、コントラストが低く濃淡の差が弱まる感はありますが、じっくり見比べないと分からないレベルです。
以下はウルトラパフォーマンスとクオリティとの比較です。
まとめ
Deliver Us The Moon は価格もお手頃で、画像も美しく、レイトレーシングの効果を実感するには最適なゲームです。
レイトレーシングは中、高、エピック、と3段階の設定が選べますが、その違いはじっくり見比べないと分からないレベルです。
DLSSをオンにすれば、レイトレーシングで重くなった動作も軽くできます。
DLSSもウルトラパフォーマンス、パフォーマンス、バランス、クオリティが選べますが、こちらも見比べないと違いが分からないレベルです。
PCのスペック合わせて組み合わせると良いでしょう。
私はレイトレーシングをエピック、DLSSをクオリティにしました。FPSは40~45なので、このゲームでは特に支障はありません。
では、美しさを堪能することにします。
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