何てカッコいい…美しいプロポーション
何年経っても美しいものは美しい…。
まったく無駄のない美しいプロポーション。塊感。
一切の無駄を省くと剛性感が見た目にも表れるものですね。
乗ったことが無くても捻じれやたわみが無い、カチッとしたコーナーリングがイメージできます。
そうです。おっさんはRX-7に乗ったことがありません。
ずっと憧れ、いつかは乗るぞ!とカタログを大事に取っていましたが、ついぞ乗ることはありませんでした。
数年前に中古で買ってみようかとネットで検索した時期もありましたが、家族の許しが出るはずもなく、眺めるだけで終了しました。
当時は200万円台でそこそこ良さげなのがありましたが、買うタイミングとしてはそこが最後のチャンスだったんでしょうね。
今は価格が高騰し400万円超えが当たり前です。新車価格と変わらないか、それ以上になっています。
ここまでの価格になってしまうとさすがにもう乗ることは無さそうです。
30年前の車とは思えない…良いデザインは恒久的
3代目 RX-7 FD/13B は 1991年10月発売なので、もうすぐ登場から30年です。
30年前にこのデザイン。良いデザインに月日は関係が無い、ということが良くわかります。
いまだにRX-7を見かけると「カッコいい…」と見とれてしまいます。
同じような流線形でリトラクタブルライトのデザインの車にコルベットC5があります。
これはこれでカッコいいです。でもRX-7とは方向性が違うので、デザインにも違いが表れますよね。
RX-7のようにとことん無駄をそぎ落とした感はありません。逆に、余裕があります。
コルベットにも乗ったことはありませんが、コーナーをカチッと回っていく、感じはしません。
重さで捻じれやたわみながらも、どっしり路面にへばりついて曲がっていく、といったイメージでしょうか。これはこれでアリだと思います。
RX-7のデザインは「軽量化を目指して一切の無駄を省く」ことを追求した結果、類稀な突き抜けたデザインになっていると思います。
1つ前の2代目RX-7 FC/13B も十分カッコいいと思いますが、デザインという面ではFDとは隔世の差があるとおっさんは思います。
外見だけでなく、軽量化という機能面を追求した結果、RX7-FD は唯一無二で永遠に廃れる事のないデザインを手に入れたんですね。
ロータリーエンジンの魅力は?
唯一無二のデザインを手に入れることができた要因には、RX7がロータリーエンジンだった、ということもあると思います。
コンパクトなロータリーエンジンだからこそ、あんなに低くぺったんこなボンネットが実現できたんでしょう。
そう、ロータリーエンジンにも「どんなフィーリングなんだろう?」と憧れがありました。
「振動も少なく滑らかにモーターの様に高回転まで回りきる」、そんなイメージでしたが、BMWの直列6気筒エンジンと比べてどうなんだろう?
BMW323i E90(2.5L直列6気筒)を代車で借りた時に初めてBMWの「シルキーシックス」を体験しましたが、まさに「振動も少なく滑らかにモーターの様に高回転まで回る」エンジンで、虜になる理由が少し分かった気がしました。
2.5Lだからか、出だしは少しトルクが物足りない感がありますが、「ヒュイーン」という何とも滑らかに回るエンジンが楽しくて、ついつい回転数を上げたくなりました。
ロータリーエンジンはどうなんでしょう?興味が尽きません。
しかし、やはり燃費が気になります。
カタログを見ると、当時の10モード燃費で7.3Km/l となっています。
燃費に関しては悪名高きロータリーエンジンですからね。実燃費はもっと悪いんでしょうね。
選んだ愛車は…BMW318iS E-BE18
「いつかは乗るぞ! 」とずっと憧れていた RX-7 ですが、当時買ったのは BMW318iS でした。
なぜ?
当時はセリカが候補だったのを覚えていますが、今一つピンとこず、国産車を一通り検討しても決めあぐね、「そうだ、外国車があった」と気づき、BMW318iS に至りました。
RX-7 も当然検討したはずなのですが、あまり記憶に残っていません。ということは、早い段階で候補から外れていたのだと思います。何で?
たぶん、燃費と実用性を重視したんですね。
スキーとか行きたかったんだろうなぁ。RX-7 でも行けたとは思いますが、かなり不便ですからね。
それに燃費が悪いのも引っ掛かったんだと思います。街中だと5~6Km/l とか聞きますしね。
でも価格はRX-7とあまり変わらなかった。かなり値引きはしてもらえましたけど。RX-7買えたなぁ…。
当時の私に教えてあげたい。「将来、新車価格より高く売れるからRX-7にしとけ」と。
いやいや、 BMW318iS も十分楽しかったです。左ハンドルのマニュアル車。
左ハンドルは不便でしたが、右手でシフトチェンジする感覚は良かった。今でもその感触が忘れられず、今更ながら左ハンドルのマニュアル車が無いものか、と探してしまいます。
馬力は半分、デザインも普通でしたが、頑張って買ったBMW 318iS。見るたび、乗るたび、「かっこいい…」と満足していました。いい思い出です。
今からRX-7に乗る方法…グランツーリスモSPORT
いつかは乗ってみたかったRX-7ですが、家族ができ人も荷物も載せる必要があり、価格も高騰し燃費も悪いとなると、これから買える要素は1つもありません。
実車が買えないのであれば、そうです。ヴァーチャルです。
グランツーリスモSPORT にRX-7 が収録されています。
グランツーリスモはPlayStation2の頃にハンドルを付けてやっていたことがありますが、久しぶりにPlaySation4の映像を見るとまるで実車のようですね。
しかも、発売から時間が経っていることもあってお手頃価格です。
グランツーリスモ®SPORT PlayStation®Hits は定価が¥2,189 です。
グランツーリスモ®SPORT Spec II は2021/10/4 23:59 JSTまで60%オフの¥1,276です。
中古なら1000円以下です。
「リアルドライビングシミュレーター」と謳うグランツーリスモなので、乗った感覚までは再現できずとも音はきっと再現できていますよね。リプレイ映像がカッコいいです。
千円以下で買えるなら、ちょっと欲しくなってきました。
ちなみにTorque Drift というSteamの無料ゲームでもRX-7を310円で買えるようです。
こちらはちょっと微妙かも…。
まとめ
車は高いです。そうそう買えません。
だから、買う時は自分が一番かっこいい、と惚れ惚れする車を買いましょう。
長く乗るつもりだったら多少高くても気に入ったグレードにすべきです。後になって「こっちにしておけば良かったなぁ」と思うのは残念ですからね。
おっさんも、後になってから「6気筒にしておけば良かったかなぁ」、と思うことがありました。
とはいえ、その時は318iSで限界だったんですよね。限界を少し超えていたかも。
だったら今から中古の6気筒でも良いんですよね。
RX-7は高くて買えなくなりましたが、当時憧れていた車を中古で今から買うのも悪くないですね。
次は何にしよう…。妄想するだけで楽しくなります。
RX-7、いっそエンジンをモーターに変えてEVで発売してくれないかな。
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