The Witcher 3: Wild Hunt の新世代機向け大型アップデートV4.0が2022年12月14日にリリースされました。
4K画質に本格的に対応し、フォトモードが追加されカメラワークも変わり、新たなコンテンツも追加され変更点は盛りだくさんです。
中でも一番興味があったのはレイトレーシングやDLSSへの対応です。RTX3070を買ってはみたものの、レイトレーシングの恩恵を得られるゲームはまだ1つしかやったことがありません。
ワクワクしながらVer4.0にアップデートしてみました。
PC環境
参考までに以下が私のPC環境です。
電源:NE550C ATX550W電源
UEFIマザーボード: ASRock970 Pro3 R2.0 Socket AM3+
CPU: shoppingmode AMD FX8350 X8 (4.0GHz)
CPUクーラー:白虎 弐(Byakko2)AMD専用
メモリ:DDR3 1600 (PC3-12800) 4GB CL11 KVR16N11S8/4 × 4枚 = 16GB
ストレージ: M.2 NVME SSD (WDS500G2B0C)、SSD 256GB(THNSNH256GCST)
グラフィックボード: ZOTAC GAMING GeForce RTX 3070 Twin Edge OC LHR
モニター : BenQ EW3270U(31.5インチ 4Kモニタ )
OS : Windwos10 Pro バージョン21H2
Ver4.0にアップデート
Ver4.0でゲームを実行するにあたり、以下の手順を踏みました。
REDlauncherに登録、しなくても(しない方が?)よい
最初に「REDlauncherに登録して」という画面が表示されます。
私は深く考えず新規登録でアカウントを作成してしまいましたが、必要ない方は「アカウントなしで続行」を選択してください。
REDlauncherに登録すると以下のランチャー画面が表示されます。(後に説明しますが、バージョンを元に戻すとこのREDlauncherが悪さをします)
スクリプト実行エラー発生
REDlauncher の「プレイ」ボタンを選択してゲームを実行します。
“Script Compilation Erros” の画面が表示されました。V1.31用のMODを導入しているからですね。
“Exit Application”ボタンで終了しました。MODを削除することにします。
Vortex でツール、MODを無効
Vortex を開き、まず”W3 Script Merger”を削除しました。
これだけではエラーは解消しなかったので、導入していた全てのMODを無効にしました。
Ver4.0トップメニューが起動
Ver4.0が起動しました。メニューの画像が変わりましたね。ちなみに右上はNVIDIAのツールでグラボの情報を表示しています。
オプションメニュー
グラフィックの設定に”最高+”というプリセットが追加されています。美しさを優先したいので、これを選択してみました。
DLSSはRTX40シリーズのみ!
悔しくてキャプチャーするのを忘れてしまいましたが、ディスプレイメニューにあるDLSSフレーム生成に関するメニューが選択できません。グレーアウトされています。
何で?と調べてみると、ハードウェアがGeForce RTX 40 SeriesグラフィックカードじゃなければDLSSは有効にならないんだそうです。えー!RTX3070は対象外です。がっかりです…。
Ver4.0を実行してみた
DLSSが使えず残念ですが、実行してみました。
何となく画質が綺麗になった?気がします。
トリスの肌は4Kテクスチャーになっているそうです。でも、前にも4KテクスチャーのMODを導入していたので、見慣れているせいかあまり感動はありません。それよりもMODが無効なのが残念かも。
FPSは20を切ります。最高+を選択したからでしょうね。
さすがにゲームの動作がカクカクします。Ver4.0の最高画質(最高+)で遊ぶにはやはり次世代機性能が必要なようです。
RTX3070だって十分高かったんですけど…。ちょっと悲しい…。
Ver4.0 から Ver1.32 にダウングレード
Ver4.0 の最高画質は相当美しそうだ、ということは分かりましたが、私のPCでは性能不足でした。
せめてDLSSが使えれば良かったのですが、DLSSも使えず、MODも使えず、前のバージョンでも4K画質は十分綺麗だったので、私の環境でVer4.0を使うメリットをあまり感じませんでした。
Ver4.0 から Ver1.32に戻すことにします。
Ver4.0 NextGen 向けMODもどんどんリリースされているので、今はVer4.0にMODを適用して遊んでいるよ。
Ver1.32 のダウンロード
Steam ランチャーの「プロパティ」を選択します。
「ベータ」メニューから”classic – (patch 1.32)”を選択します。
ダウンロードが始まり、Ver1.32にダウングレードされます。
Ver1.32が起動できない!
Steam ランチャーで「プレイ」を選択し、ゲームを起動します。
すると、Ver1.32に戻したはずなのにREDlauncher が起動してきます。
REDlauncher の「プレイ」を選択してみます。ゲームの起動に失敗しました。
たぶん、REDlauncher は Ver4.0 が前提のランチャーなんでしょうね。
REDlauncher をアンインストールしてもダメ…
Windows のスタートボタンを右クリックし、「設定」メニューを選択後、「アプリ」を選択します。
アプリから”REDlauncher”を探してアンインストールを選択します。
ちなみに私の環境では”REDlauncher”は以下にインストールされていました。
C:\Users\ht2y0\AppData\Local\Programs\CD Projekt Red\REDlauncher
このフォルダが削除されたことを確認し、ゲームをスタートするとなぜかまた”REDlauncher”が起動してきます!
削除してもWitcher3 を実行したタイミングで REDlauncher が再インストールされるようです。たちが悪いですね…。
Steam ランチャーに witcher3.exe を追加
Steam ライブラリから The Wicher 3: Wild Hunt [classic] の起動をすると、必ず REDlauncher が起動するようになってしまったので、 witcher3.exe を直接起動することにします。
Steam ランチャーの左下にある「ゲームを追加」-「非Steamゲームを追加」メニューを選択します。
「参照」で witcher3.exe を選択します。私の環境では以下にありました。
C:\Steam\steamapps\common\The Witcher 3\bin\x64\witcher3.exe
「選択したプログラムを追加」を選択します。
無事追加できました。
Vortex に witcher3.exe を追加 & MODを有効化
同様にVortex にも Tools に witcher3.exe を追加しました。
W3 Script Merger も Tools に追加しました。
Ver4.0 にアップデートした際、無効にしたMODを有効にします。とりあえず、以下のMODだけ有効にしてみました。
W3 Script Merger や MOD のインストールについての詳細は以下を参考にしてください。
ダウングレードしたWitcher3を起動
Steam もしくは Vortex から Witcher3 を起動します。
witcher3.exe を直接起動するようにしたので、もう REDlauncher が起動することはありません。
英語になっているので、OPTIONS メニューで字幕も音声も日本語に変更しました。
ゲームをスタートします。MODも有効になっていました。
画質は4K、グラフィック設定プリセットは「最高」でFPSは30前後です。何とかゲームはできます。
トリスの肌も十分綺麗です。やっぱりこっちの方がいいですね。
まとめ
Witcher 3 次世代機向け大型アップデートである Ver4.0 を楽しみにしていましたが、グラフィックの真価を発揮するには RTX 40シリーズが必要です。
グラフィック以外のアップデートも色々されているので、次世代機スペックに満たないPCでもVer4.0にするメリットはありますが、MODが使えないデメリットがあります。
私はVer1.32のグラフィックでも十分満足していたので、MODが使えるVer1.32に戻しました。
Ver4.0はMODが使えるようになるまでお預けとします。
しかし、RTX3070、高かったのに力を出し切れていない感が…。いや、速いのは間違いないんだから満足です。
それにしても REDlauncher を入れたのは余計でした。いつかアカウント削除したいです。
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